下痢も単独で起こることもあれば、他の病気の一症状として現れる場合もありますので、病気の鑑定の為に、飼い主の方に状態をお聞きすることが多い病態の一つです。
お聞きするのは以下のような質問となります。
- 排便の回数(頻度)は、いつもと比べて多いですか、少ないですか?
- 排便時につらそうにしていますか、それとも、出すものもなさそうなのにいきんでいますか?
- 本人の意思とは関係なく、便が漏れてしまっていませんか?
- 便の量はいつもより多いですか、少ないですか?
- 便に粘液や鮮血が付着したり、混ざったりしていませんか?
- 便の色がいつもと違っていませんか?
- 吐き気はありますか?
- 食欲や様子に変化はありますか?
- おなかが鳴っていたり、妙におなかが膨らんだりしていませんか?
以上のような事を質問させていただくことが多いですので、ご参考にして頂き日々の世話の際にお役立て下さい。
できましたら、下痢の際には、以上の事に気を付けながら観察して、質問にお答えくださればと思います。