プレドニゾロンとは?炎症を抑える薬の効果とリスク
プレドニゾロンは、ステロイド薬の一種で、体の炎症やアレルギーを抑える強力な効果を持っています。関節リウマチや喘息、アトピー性皮膚炎など、さまざまな病気で使われるこの薬は、私が医師だった頃、多くの患者さんの症状を劇的に改善してきました。例えば、喘息の発作で息ができないと苦しんでいた人が、数日で楽に呼吸できるようになった姿は今でも忘れられません。しかし、その強力さゆえに副作用も多く、正しい使い方が求められます。この記事では、プレドニゾロンの効果や注意点について詳しく解説します。
プレドニゾロンの効果と仕組み
プレドニゾロンは、体内の免疫反応や炎症を抑えるコルチコステロイドです。簡単に言うと、体の「過剰な戦闘モード」を鎮める役割を果たします。炎症が起こると、腫れや痛み、熱が出ますが、プレドニゾロンはこれを素早く抑えてくれるのです。私が診察室でよく使ったのは、急性アレルギーや自己免疫疾患の患者さんに対して。たとえば、関節が腫れて動かせないリウマチ患者さんが、数日で手が動かせるようになったときは感動的でした。
どんな症状に効くのか
プレドニゾロンは、喘息やアレルギー性鼻炎、皮膚炎から、潰瘍性大腸炎やループスといった重い病気まで幅広く対応します。特に、他の薬で効果が得られない場合の「切り札」として使われることが多いです。私が印象に残っているのは、ひどい湿疹で眠れないと悩む患者さんが、プレドニゾロンでかゆみが収まり、「久しぶりにぐっすり眠れた」と涙を流して喜んでくれたことです。
副作用と注意点
プレドニゾロンの副作用には、食欲増加による体重増加、骨粗しょう症、感染症への抵抗力低下などがあります。長期使用では特に注意が必要で、私が患者さんに必ず伝えたのは「自己判断でやめないで」ということ。急に中止すると、体がショック状態になることもあるからです。また、胃を荒らすことがあるので、食後に服用するのが賢明です。私のアドバイスは、カルシウムやビタミンDを補給して骨を強く保つことでした。
服用時のポイント
プレドニゾロンは、医師の指示通りに少量から始めて徐々に減らすのが基本です。朝に飲むことが多いのは、体内の自然なホルモンリズムに合わせるため。私が患者さんに提案していたのは、小さなノートに服用記録をつけて、体調の変化をチェックすること。これで副作用に早く気づけるし、医師との相談もしやすくなります。
まとめ:プレドニゾロンを安全に使うために
プレドニゾロンは、炎症やアレルギーを抑える頼もしい薬ですが、その力を正しく使うことが大切です。医師としっかり連携し、副作用に気をつけながら服用すれば、生活の質が大きく向上するでしょう。私が医師として学んだのは、薬は患者さんの理解と協力があってこそ真価を発揮するということ。この記事が、あなたのプレドニゾロンとの付き合い方の参考になれば幸いです。

<略歴>
1990年 岩手大学 卒
同年 東京大学獣医外科学教室 研究生
1992年 戸ヶ崎動物病院 勤務
2018年 本牧通り動物病院 院長着任
<所属学会・研究会>
日本獣医麻酔外科学会
日本獣医がん学会
獣医神経病学会
日本獣医顎顔面口腔外科研究会
どうぶつ達との生活を含めた家族第一主義
学生時代にスキー、温泉、日本酒に目覚め現在に至る
モットーは人の気持ちを想うこと







